腸内フローラ鍋,リニューアル

第1回 乳酸菌の研究所がなぜ「鍋」を?!

「和光・発酵・健康」をキャッチフレーズに地域貢献活動を行う、 乳酸菌生産物質の光英科学研究所がお届けする「和光鍋づくり」への挑戦レポートです。

2023年11月17日更新

2024年、光英科学研究所は和光市に工場と本社を構えてから30周年を迎えます。和光市という土地や人々に感じる愛着は年々深くなるばかり。実は、私たちの「地域への愛着のかたち」のひとつが、「鍋」なのです。

「和光市の人たちに、私たちの会社を知ってもらいたい」そんな思いを行動に移したのは2018年1月。そう、和光市といえば「鍋」のまち。伝統あるイベント「ニッポン全国鍋グランプリ2018」への参加を決めました。アンテナショップに出店し、「おなかの中から、健康を届けたい!」というわが社の思いを、乳酸菌入りのお菓子や発酵食品の販売、健康情報の提供という形で伝えました。

ところがその翌年、「和光市ならではの光英科学らしい鍋を作りたいよね!」ということになりまして。始まったのが「おなかの中から健康に!」を表現した「鍋」づくりでした。「飲食店じゃないけど……。」と言いつつも、和食アドバイザー検定協会様(前橋市)や株式会社アライ様(川口市)などの協力を得て、レシピを開発。

おなかの中から、健康を届けたい! というわが社の思いを、発酵食品「味噌」を使った『野菜たっぷり!腸内フローラ鍋』として形にしました。アンテナショップ参加から1年後、「ニッポン全国鍋グランプリ2019」への参戦です!

2020年1月。翌年の鍋グランプリには、飯能市に誕生した、発酵のテーマパーク「OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~」様のご協力を得て、和光市でとれたにんじんやネギをはじめ地元の食材をふんだんに使って参戦。なんとなんと、私たち光英科学研究所の「お野菜たっぷり! 腸内フローラ鍋」が特別審査委員推薦を受け、J-ブランド鍋の認定証をいただきました!!

そして今年2023年1月、久しぶりに開催された鍋イベント「和光のほっこり鍋」では、多くのお客様から「このお鍋おいしいのよね!」「こんなにいろいろな種類の野菜をたっぷり食べられるのは嬉しい」などとお言葉をいただき、感激!! そう、感激しているだけでは、ね。そこで……。2023年秋、さらに上をいく「腸内フローラ鍋」のレシピづくりを、始めたのです♪

「第2回 腸内フローラ鍋ってどんな鍋?」に続く……

第2回 腸内フローラ鍋ってどんな鍋?

2023年11月29日更新

突然ですが「まごわやさしい」という言葉、ご存知ですか?

「おなかの中から、健康を届けたい!」というわが社の思いと、人々の食生活は切っても切り離せません。「医食同源」という言葉があるように、食べることは健康づくりそのもの。ということで…。「まごはやさしい」。そう! これは、健康な食生活を送るための食材の頭文字の語呂合わせです。

「ま」は豆。「ご」はゴマ。「わ」はワカメ(海藻)。「や」は野菜。「さ」は魚。「し」はシイタケ(きのこ)、「い」は芋。食材を選ぶとき、献立を考えるときに「まごわやさしい」を意識してみると健康的なバランスの良い食事につながります。

さて、このような食材を意識し「おなかの中から健康に!」を表現した「鍋」が、まさに『野菜たっぷり!腸内フローラ鍋』なのです! このお鍋には、ニンジン、ゴボウ、長ネギ、ピーマン、白菜、舞茸、エノキ、タケノコ、こんにゃくとお野菜がたっぷり。食べごたえある大きめの豚肉から出るお肉のうまみと、ダシ・醤油・味噌などでまとめた味が野菜とからんでやみつきに。ふしぎ不思議! 野菜嫌いのお子さんもペロリと食べてしまうと好評です。

今日はご家庭でも作れるよう「めんつゆ」をつかった簡単レシピをご紹介します♪ ぜひ、お試しください。

<材料 (4人分)>

  • 豚ロース肉とんかつ用 150g
  • つきこんにゃく 100g
  • ニンジン 50g
  • ゴボウ 50g
  • 長ネギ 50g
  • ピーマン 80g
  • 白菜 100g
  • 舞茸 50g
  • エノキ 50g
  • タケノコ水煮 80g
  • 水 400cc
  • めんつゆ 70cc
  • みそ 大さじ1強
  • 油 大さじ1

<作り方>

  1. 豚肉は1センチ幅に切る。ゴボウはささがきにして、水にさらす。ニンジン、こんにゃく、タケノコは長さ4~5センチの薄切りにする。長ネギ、ピーマンはスライスに、エノキ、舞茸は食べやすい大きさに切り、ほぐす。
  2. 鍋に油を引き、豚肉、ゴボウ、ニンジン、こんにゃく、タケノコを炒める。油が回ったら、水とめんつゆを入れて煮る。
  3. あくを取り、具材に火が通ったら、長ネギ、舞茸、エノキ、白菜を加え、更に煮る。
  4. 全ての具材に火が通ったらみそを入れ、仕上げにピーマンを入れる。軽く火を通して出来上がり!

[レシピ監修:林 希巳与先生(フードコーディネーター・食空間コーディネーター・野菜ソムリエ)]

光英科学研究所では、健康や美容に関する情報をFacebookページ「腸内フローラ倶楽部」を通してお伝えしています。ぜひ、お友達登録してご覧くださいね♪

「第3回 気が付いたら「和光鍋」2023」に続く……

第3回 気が付いたら「和光鍋」2023

2023年12月5日更新

和光市といえば「鍋」のまち。私たち光英科学研究所が、伝統あるイベント「ニッポン全国鍋グランプリ2018」へ参加以降、2020年には「お野菜たっぷり!腸内フローラ鍋」が特別審査委員推薦を受けて、J-ブランド鍋の認定証をいただきました。そこから、よし!! と張り切っていた矢先、コロナ禍に……。

そして2023年1月29日。ようやく開催された「和光のほっこり鍋」。待ってました~!実は私たち、鍋イベントが中止になっていた間にあたためてきた思いを「腸内フローラ鍋」にぶつけました!「おなかの中から、健康を届けたい!」「できるだけ和光市の食材を仕入れたい!」「和光市の方々と一緒にお鍋を作りたい!」それはまさしく地元愛♡です。

地元への感謝と愛♡その思いを語り、私たちの思いはどんどん大きく膨らんでいきました。そして多くの方々のお力をお借りして、2023年の「お野菜たっぷり!腸内フローラ鍋」が完成したのです。

お野菜は、地元和光市白子にて有機栽培で野菜づくりをされている清水農園さんマート城山さん(和光市白子)が用意してくださいました。マート城山さんは取り扱う商品へのこだわりはもちろん、新鮮で高品質なものが安く手に入ると評判のお店。野菜、お酒の販売のほかにも食育活動のイベントなども行っている、地域から愛されるお店です。お肉もイベントの度にお願いする和光市新倉のお肉屋さんにお願いしました。毎度イベントに向けてカスタムサイズのカットを快く引き受けていただく親切なご対応。もう感謝しかありません。

前日、イベント用の食材の仕込みをしながら私たち「わぉ!」と何度も感動の叫び。なんとりっぱなニンジン!!! いやぁー、おいしそう~~! すごくしっかりしたネギ!! 青いところもなるべく使いましょう! などなど、野菜さんたちと会話しながらの準備作業。楽しかったー。

さて、イベント当日お鍋を作ると……。あれ?おいしい。すごく、野菜の味が出ている! そうなんです。和光市産の野菜たちは新鮮で、しっかりとした味。「地産地消」の力は侮れない。おかげさまで大好評!これまでにない盛況ぶりで、「おかわり」を買いに来てくださるお客様もいました。このおいしさ、忘れられないね、お客様との一体感、この感動忘れられないね、と。ん? これ、まさに「和光鍋」だよね? ということに気が付く私たち。そう、和光の方々と共に、和光の食材を使い、和光の方々と楽しむ。これ、和光鍋だよね!

「おなかの中から健康に!」を表現した『野菜たっぷり! 腸内フローラ鍋』の野菜たちが、和光市の方々と光英科学研究所をつなぎ、その「鍋」が光英科学研究所と和光市の方々をつないだ。まさに、願っていたことが起きました。

そこで……。私たちは始めてしまったのです。さらなる「和光鍋」のレシピづくりを。

「第4回 地域とつながって、よりおいしく!」に続く……

第4回 地域とつながって、よりおいしく!

2023年12月11日更新

2023年1月。久しぶりに参加したイベント「和光のほっこり鍋」にて、和光の方々とともに、和光市でとれた食材を使ったお鍋を楽しみました。「これって、和光鍋だよね!」と気が付いた私たち。「和光市を代表する“鍋”を作りたい!」という思いが、新たな鍋レシピづくりへの挑戦につながります。

光英科学研究所がつくる「和光市ならではの“鍋”」。って? アイディアを寄せ合う中、次々とキーワードが出てきます。大事なものはなんだろう? 乳酸菌生産物質のメーカーとして「おなかの中からみなさまに健康をお届けする!」というメッセージは譲れない! これまでの『野菜たっぷり!腸内フローラ鍋』のコンセプトは変えず、和光らしさを加えた新しいレシピを作ろう、ということになりました。

和光市で採れた野菜を使う

2023年のお鍋では、和光市白子にて有機栽培農園を営む清水農園さんの野菜が大活躍しました。実は和光市、平成2年から「自分たちの作った新鮮でおいしい野菜を地元和光の子どもたちに食べてもらいたい」という生産者からの声により、学校給食に地場産野菜を導入しています。

お隣は東京という便利な場所にある和光市ですが、市内では野菜を生産されている農家さんもたくさんいらして、「わこ産わこ消」(和光市で作った野菜を、和光市で食べる「地産地消」)ができるんです。まさに「とかいなか」のいいとこどりです♪

ということで、できる限り、お鍋に使う野菜は和光市産で行きましょう!

お鍋の「味」となる、だし

お鍋に使用する「食材」をさらに掘り下げてみると……。大事なのは味のベースとなる「だし」。だしと言えば、和光では、鰹節と天然だし素材の専門店「かつをぶし池田屋」さんがとても有名です。とういうことで、鍋チームメンバーですぐにお邪魔させていただきました(近いからこそできること!)。鰹節問屋で培った長年の経験をもとに、選りすぐった「だし」の数々を揃えている池田屋さん。「鰹節や美味しいおだしの味を伝えたい」と、だし講座、子供料理教室、鰹節削り体験イベントなども開催されています。

だしのうまみ成分とその生かし方や簡単なだしの取り方などをお伺いして、新レシピづくりのスイッチオン! さらに……。気が良くなった私たち、こうなったらなるべく埼玉県産の食材で作るというのはどうだろう、ということになりまして。『翔んで埼玉』ならぬ「とことん埼玉(鍋)~和光市より愛をこめて~」です(笑)。

調べ始めると、出てくる出てくる。味づくりに欠かせないお味噌やおしょうゆ、みりんまで。新しい「腸内フローラ鍋」は埼玉県産で作れちゃうかも! とまあ、盛り上がりました。諸々の食材も決まり、いよいよレシピづくりです。「和光市で生まれた、和光市らしい“鍋”」となるよう、皆さまの顔を思い出しながら、試作スタート。さてさて、どんなお鍋になるのか。とにかく、やってみます!

「第5回 新レシピに、試行錯誤」に続く……

第5回 新レシピに、試行錯誤

2023年12月20日更新

「かつおぶし、追加お願いします!」

「できた」と思った新レシピ。ですが、まだまだおいしくなるはず、とレシピ開発チーム試行錯誤が続いております。(現在進行形!)

皆さまの顔を思い出しながら「和光市で生まれた、和光市らしい“鍋”」の新レシピ開発をスタートさせてから、早くも3か月が経過。いや~、参りました。「机上の空論」とはこのことで、頭で考えていた通りの味にならない。いや、おいしいんですよ。だけど、違う。これは「腸内フローラ鍋」の味ではない。んーーー(*_*)

そもそも「誰でも、簡単に作れるように」と生まれた、最初のレシピ(※参照:「第2回 腸内フローラ鍋ってどんな鍋?」)では、市販の「めんつゆ」が大活躍。味付けは「めんつゆ」と「味噌」というシンプルなものでした。

私たちのチャレンジ、光英科学研究所がつくる「和光市ならではの“鍋”」への挑戦。それは、和光市産の野菜をたっぷり使い、「生ハムのような食べる削り節」でも有名な「かつをぶし池田屋」さん(和光市白子)の天然だしを使う。味噌やしょうゆなどの調味料もなるべく埼玉県産の食材を使おうというもの。

和光市を中心に埼玉県の様々な人やモノをつないだ、まさに「和光のお鍋」なのです。妥協は、しない!!

材料調達チーム、川口まで出かけ「株式会社アライ」さんに相談。アライさんは、醸造・発酵をテーマにローカルブランドの調味料・酒類・飲料水の良さを発信しつつ地域貢献活動を取り入れた経営をする埼玉に根差した企業です。なんとなんと、すぐに「埼玉県産の味噌」が届きました。すごいな~。

「鰹節本来の“酸味”が気になる」という開発チームの悩みに、池田屋さんからは「まぐろ節を使ってはどうか」とのアドバイス。また「鰹節に含まれるイノシン酸は、こんぶに含まれるグルタミン酸と組み合わせることで、うま味が強くなる」とも。こんぶの味が強く出ることを気にして鰹節のみで試作をしたものの、やはりこんぶを入れたほうがいいね、との結論に。天然だしの「うま味の相乗効果」を狙う。そうかそうか、と何度もバランス調整です。

「そもそも、めんつゆって、鰹節(だし)・みりん・しょうゆでできるでしょうが」って? そうですよね~。私たちもそう簡単に考えておりました。ところが『野菜たっぷり!腸内フローラ鍋』には、もう一つの調味料が。そう、数種類の野菜がたっぷり入るのです。この野菜から出るうま味とのバランスがなかなか難しい。さらに「イベントにおいて、最高の状態で食べていただく」という、調理工程も考えねばならない。

さらにさらに、もう一つの挑戦が!

ビフィズス菌や乳酸菌が生み出した成分「乳酸菌生産物質」とお鍋をつなげ、パワーアップした「おなかの中から健康になる鍋」をお届けできないか……。鍋に入れるのか、はたまた別のやり方が?!

イベント「和光のほっこり鍋」まであと1か月。まだまだ、試行錯誤は続きます。お披露目をどうぞお楽しみに~!!

「第6回 "腸内フローラ鍋"でいいの?」に続く……

第6回 "腸内フローラ鍋"でいいの?

2023年12月27日更新

皆さまの顔を思い出しながら「和光市で生まれた、和光市らしい“鍋”」の新レシピ開発、試行錯誤しながらもなんとか先が見えてまいりました。もうひと息です!

ところで。名前『野菜たっぷり!腸内フローラ鍋』でいいんだろうか???

思い返せばこれまでイベント会場でも「腸内フローラ鍋って何ですか?」との質問を繰り返しいただきました。3メートルほど離れたところから様子をうかがう家族連れ。なんだか怪しそうなネーミングだったのかも……。

「ネーミングはわかりやすいほうがいいですよね」と社内でも。確かに……。とはいえどうする?

「おなかの中から、健康を届けたい!」というわが社の思いを託した「鍋」、それが『野菜たっぷり!腸内フローラ鍋』です。「第2回 腸内フローラ鍋ってどんなお鍋?」でご紹介した通り、ニンジン、ゴボウ、長ネギ、白菜など野菜がたっぷり入り、豚肉から出るお肉のうまみと、ダシ・醤油・味噌などでまとめた味が人気で、2023年1月のイベント「和光のほっこり鍋」でもおかわりに並んでくださる方がいたほど。

ただ「どんなお鍋なの?」と聞かれるたび、「私たちの会社は、皆さまにおなかの中から健康を届けたいという思いで活動する乳酸菌の素材メーカーでして、その思いを形にしたのが……」と何とも長い説明になってしまっていました。こりゃいかん! いい名前、ないだろうか? んーーーー。悩む悩む。

和光市に工場と本社を構えてから30周年を迎える光英科学研究所。土地や人々への感謝を込めた「地域への愛着のかたち」として始めた新レシピは、「かつをぶし池田屋」さん清水農園さんマート城山さんなど和光市の方々のお力をお借りして、和光市を代表する鍋を目指しています。

清水農園の園主ご夫妻

清水農園の園主ご夫妻

また私たちは、自転車競技で活躍中の和光市出身「梶原悠未選手」をスポンサー企業として支援したり、「プロ卓球チーム T.T彩たま」を企業パートナーとして応援したりするなど、鍋づくりのほかにも「和光・発酵・健康」をキャッチフレーズに地域貢献活動を行ってきました。

そうそう、地域貢献活動のイメージキャラクターまで作っちゃいました! その名も「ワッコウくん」。和光市民をはじめとするみなさまからの公募により決まった名前です。「和光・発酵・健康」にちなんだ良い名前ですよね~。皆さま、ありがとうございました♪

新キャラ「ワッコウ」

新キャラ「ワッコウ」

このワッコウくん、野菜たっぷりの腸内フローラ鍋が大好きなんですよ~! ん? ワッコウくんも大好きな、和光市のお鍋……。あ! 新しいお鍋の名前『ワッコウ鍋』って、いいかも~!!!

ということで。来る2024年1月のイベント「和光のほっこり鍋」では、これまでの『野菜たっぷり!腸内フローラ鍋』、新レシピで『ワッコウ鍋』としてお披露目します。どうぞお楽しみに~!!

「第7回 いよいよ試食♪」に続く……

第7回 いよいよ試食♪

2024年1月16日更新

お待たせしました!「和光市を代表する“鍋”を作りたい!」という思いから始まった新たな鍋レシピづくりも、ついに「試食会」です。新年明けたばかりの光英科学研究所会議室。調理班、2時間かけてカットした数種類の野菜を持ち込みました。「え、これで4人前?!」とその量に驚きながら調理開始です。

新レシピの最大のポイントは調味料! 和光市自慢のだし専門店「かつをぶし池田屋」さんから「鹿児島県産 鰹本枯節」の厚削りと昆布、「株式会社アライ」さんから仕入れた埼玉県産大豆を使った「川口御成道味噌」や「純米本みりん」、弓削田醤油さんの「有機しょうゆ」が並びます。これは贅沢極まりなし!

新キャラ「ワッコウ」

試食会、一つめの山場は「だし作り」です。ひと晩水につけた昆布を煮立てないよう火にかけ、ふつふつとしたところでとり出します。そこに厚削りの鰹節を入れ、火加減に気を付けて見守ること10分。

「いい香り~!」
「黄金の色!ほぉ、なんとまぁ美しい~。」

新キャラ「ワッコウ」

取れた、だしを囲んで感動する私たち。味見をすれば口の中に広がる、うま味。何の味つけもしていないのに、くせのない上品な塩味を感じます。これだけでもイケる! とみんなで飲み干しそうになってしまい、これからこれからと慌てる調理班(笑)。

新キャラ「ワッコウ」

さて、いよいよ鍋づくりです。油を熱した鍋に、豚肉、たけのこ、ニンジン、こんにゃくを入れて炒め、そこに埼玉県コラボ! 『腸内フローラ ワッコウ鍋』幻の調味液を入れてからめます。

いい匂いがしてきました~♪
あれ? なんだかお腹がすいてきたぞ……。

ニンジンに火が通ったら、白菜やきのこ、長ネギ、だし汁を入れて煮込みます。白菜から水分が出てきて見た目も「鍋」らしくなってきました。またまた違ういい匂いがする! 野菜に火が通ったら、味噌、ピーマンを入れて出来上がりです。早く、食べたい!!

新キャラ「ワッコウ」

なお、調理班、この鍋を何度作ったことか。家庭とは違うイベントでの調理。寒い外のテント内で、火力の強い大きな鍋を使い、一度に大量に作ります。その環境を考慮して味が変わらないよう調理手順や火加減、鍋の形まで調整してきました。試食会は、最終の調整の場です。皆さんの意見を伺い、イベント当日にどのような環境でも安定した味でご提供できるよう、事前の準備と調理の段取りを変更しました。これでバッチリ!!!

たかが鍋、されど鍋。私たち光英科学研究所に妥協はありません! なぜなら『腸内フローラ ワッコウ鍋』は、和光市の人々と共に作り楽しむ「地域への愛着のかたち」なのですから。

いよいよ1月28日(日)「和光のほっこり鍋」イベント開催。新レシピ『腸内フローラ ワッコウ鍋』をお披露目します。ぜひお立ち寄りください!

あ、あ、あ、そうです!! ここだけの話しなんですけどね、乳酸菌研究チームがこのお鍋を楽しむ「秘密の薬味」を考えているみたいなんです……。まだ、その情報がないので、次回の記事をお楽しみに!

「第8回 “和光のほっこり鍋”前夜」に続く……

第8回 “和光のほっこり鍋”前夜

2024年1月27日更新

ついに、明日はイベント「和光のほっこり鍋」です! 和光市の方々と共に作り、楽しむ「地域への愛着のかたち」である『腸内フローラ ワッコウ鍋』、いよいよお披露目。準備に力が入ります!!!

下ごしらえ前の山のようなりっぱな野菜の写真

届きました~!! 和光市白子のマート城山さんにご尽力いただき、有機栽培農園を営む清水農園さんの野菜をはじめ、ほぼ埼玉県産だという野菜が山のよう。「八百屋さんが開けますね~」と大笑い。

切ったり、洗ったり。作業の写真

これだけの野菜を、みんなで洗って、切って。けっこう大変です……。ですが、大変さより喜びのほうが大きい!! 普段は乳酸菌生産物質のパンフレットを持って営業に回っている者、パソコンに向かいお客様の応対をしている者、何と社長まで!! みんなで新たな『腸内フローラ ワッコウ鍋』のお披露目を楽しみに、ワイワイと作業しました。

新レシピの「キモ」は何と言っても、天然だし! 鰹節と天然だし素材の専門店「かつをぶし池田屋」さんから届いた、立派なこんぶと鰹節をふんだんに使います。

池田屋さんの厚削り鰹節とこんぶ、材料の山の写真

ここでだしを取るのは、わが社の社員。レシピ監修者から「昆布はふつふつとした状態で取り出す。けっして沸騰させないこと!」とくぎを刺されているので、あっちのお鍋からもこっちのお鍋からも目が離せない。こんぶを取り出したら鰹節を入れて火加減に注意すること10分。これを繰り返して30リットルほどのだしをひたすら取る。ふぅ。集中して鍋に向かい、ようやく完了。がんばりました~!

だし取り作業の写真

野菜切り切りチームも、力を合わせて300人前の準備完了!

準備が終わった食材の写真または作業が終了してひと段落の皆の笑顔の写真

いよいよ明日、1月28日(日)はイベント「和光のほっこり鍋」が開催されます。光英科学研究所がお披露目する新レシピ『腸内フローラ ワッコウ鍋』をぜひ、食べに来てください!

「第9回 “ワッコウ鍋“ついにデビュー♪」に続く……

第9回 “ワッコウ鍋“ついにデビュー♪

2024年2月6日更新

寒さもゆるんで、お天気も良し! 2024年1月28日(日)「和光のほっこり鍋」にて、いよいよ『腸内フローラ ワッコウ鍋』新レシピのお披露目です。新春、和光市役所市民ひろばに、賑やかな鍋の祭典が戻ってきました!

前日に仕込んだたくさんの野菜。そして「かつをぶし池田屋」さんから届いた、立派なこんぶと鰹節をふんだんに使ったおだし。準備は万端です!大きなお鍋に油を熱し、豚肉とニンジンを豪快に入れて炒める。そこに、秘伝の調味液を入れ、ぐつぐつと煮立たせアルコールを飛ばしたところに、ごぼう、こんにゃく、たけのこを入れて油を回す。お醤油のいい香りがしてきました~。さらに、だし汁とたっぷりの白菜、ネギ、舞茸、エノキを入れて煮込み、最後にお味噌とピーマンを入れて、完成です♪

新レシピでの大量調理は初めて。提供の際にも何度も味を見て、だし汁を調整。どのお客様にも「おいしい!」と食べていただけるよう、気を抜く暇もない調理チーム。「はい、次、作るよ~!」と次から次へ、大きな鍋に向かい調理を繰り返します。そこへ、新レシピを心配してくださる強力なお二人のアドバイザーさん登場。だしのプロフェッショナル「かつをぶし池田屋」の社長さま、そして和食アドバイザー検定協会事務局のMさま。

「飲み干すには、もう少しうす味に仕上げたほうが良いね」
「これまでの鍋より、素材の自然な味が生きていて良いのでは」
「煮込んでいると水分が飛んで味が濃くなるので、気を付けたほうがいいよ」
などなど、率直なアドバイスをいただき、そうか~!と納得。すぐに改善、実行!!

お客様からは「おだしが美味しい♡」「野菜いっぱいで嬉しい~」といったご感想をはじめ「池田屋さんのだし?すごいね」「清水農園の野菜?知ってる!知ってる!」「マート城山さんで野菜買ってるんです」など、地元ならではのお声もたくさんいただきました。また、お鍋を提供するテーブルには定番の「一味唐辛子」に加えて「秘伝の薬味」が登場しました。

秘伝の薬味と言いましても、乳酸菌原料製造が生業である当社の「乳酸菌生産物質」をそのままお試しいただけるように、滴下しやすいミニボトルでご用意させていただいたのです。当社が商品化している「乳酸菌生産物質」には、いろいろなタイプがありますが、食べ物や飲み物に加えてお手軽に召し上がっていただける液体タイプは人気です。今回ご用意した「乳酸菌生産物質」は想像以上に関心をお持ちいただき、「味がマイルドになる!」「わずかな酸味が“味へん”になっておもしろい」といった感想や、お腹のお悩み事をお話くださるお客様までいらっしゃいました!

当社が乳酸菌生産物質の原料メーカーであることをご存知ない方がほとんどで、「そうだったの!?」と鍋のお渡しを通じてわが社に興味を持ってくださるお客様との話に花が咲きました。

バタバタと必死でお鍋と向き合った、一日。私たちが和光市の方々と共に取り組んだ「和光なべづくり」への挑戦も、いよいよまとめです。と言いたいところですが、気が付いてしまったんです!「まだまだできる!」ということに。

「最終回 “和光市ならではの鍋“を夢見て……」に続く……

第10回 “和光市ならではの鍋“を夢見て……

2024年3月6日更新(最新記事)

2024年1月28日(日)に行われたイベント「和光のほっこり鍋」から早くも1ヶ月。「和光・発酵・健康」をキャッチフレーズに地域貢献活動を行う私たちの『腸内フローラ ワッコウ鍋』づくりへのチャレンジもひと段落。この活動を通して、様々な変化がありました。

振り返れば6年前、「ニッポン全国鍋グランプリ2018」にて地域デビューした頃は、会社の名前を知る人も少なく寂しい思いをしました。今年の「和光のほっこり鍋」では、会社を知る人が増え、地域に受け入れられている喜びを実感。様々な地域イベントを通し、「地域の方々のために貢献したい」という思いはさらに強くなりました。

「郵便局の前の公園によく行きます。隣の会社ですよね!」と声をかけてくださる方がいたり、「○○さん!」と名前で呼べる方が増えたり。地域での活動を続けてきてよかった~♪ ついつい顔がほころんでしまう、嬉しい出来事です。

さて、光英科学研究所は和光市に工場と本社を構えてから今年で30周年を迎えます。「腸内環境の改善を通して、皆さんに健康になってもらいたい」というわが社の思いは、乳酸菌生産物質を発明した正垣一義氏の特命により乳酸菌生産物質の研究専門機関としてスタートした昭和44年から全く変わりません(弊社の歴史をご覧ください!)。

そんな私たち、さらに「やりたいこと」に気が付いたのです。「腸内環境について気軽におしゃべりできる場」や、腸内環境の改善を通して健康を提案する「食育の場」を作りたい。1905年、医師である正垣角太郎氏がエリー・メチニコフの「長寿論」に傾倒し、乳酸菌の研究を開始したことから、今につながる光英科学研究所。その歴史を振り返り、わが社の専門性を生かして、地域の皆さまの健康のためにできることを実行していきたいと思います。

さらに、和光市の皆さんとのつながりから生まれた『腸内フローラ ワッコウ鍋』。もっともっと知ってもらい、食べてもらいたい。「食と健康」「地域と文化」など、子どもたちの学びの機会と合わせて給食で食べてもらえたらいいなぁなど、夢は膨らみます。地域を元気に! 皆さんと共に健康に! 夢を実現するために、私たちの挑戦は続きます。

あ、そうそう。来年のことを言うと鬼に笑われますかね? 弊社会長・村田公英が「和光のほっこり鍋」イベントで自社の販売テントを見て感想を。「良い野菜をたくさん使い味もおいしいのに、良さに気付きにくい。店頭に野菜を山盛り積むなどもっとインパクトがあったらいいのでは。」と。確かに……。

「和食アドバイザー検定協会」M氏の言葉……「匂いで人は寄ってくる」。

だしの専門家「かつをぶし池田屋」社長の言葉……「だしは時間がたつと味が変わってしまうからね」。

イベントを終え調理班、もっとおいしくできる方法があるはずと、調理法を見直しています。光英科学研究所のチャレンジは、まだまだ続きます。

そして最後に、ご報告となりますが3月6日付で、「ほっこり鍋」の売上金97,300円を昨日付で日本赤十字社(能登地震支援)に寄付をいたしました。皆様の暖かいご支援のおかげで、このたびの寄付を実現することができましたこと、御礼申し上げます。ありがとうございました。これからの活動報告を楽しみにしていてください♪

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