乳酸菌生産物質カプセルの試飲試験概要(2012年)

乳酸菌の代謝物および菌体成分からなる「乳酸菌生産物質カプセル」の、腸内細菌叢および便の性状等への影響をモニターによる4週間(2012年)の試飲で検証しました(※1日1~2粒を4週間摂取)。


articleicon調査1:腸内細菌叢への影響

腸内細菌叢への影響(乳酸菌生産物質試飲後の善玉菌・悪玉菌・日和見菌の増減率)


・調査方法: 乳酸菌生産物質を4週間飲用後、糞便中における腸内細菌叢バランス(構成比)の変化を解析した。
 
・調査結果: 一般的に善玉菌と呼ばれる群は、飲用後に増加傾向を示した。一般的に悪玉菌、日和見菌と呼ばれる群は、飲用後に減少傾向を示した。


全被験者でみた結果
一般的に善玉菌と呼ばれる群
Bifidobacterium Lactobacillales
増加率78%
(8.0%→14.2%)
一般的に日和見菌と呼ばれる群
Bacteroides Prevotella
減少率21%
(48.3%→40.7%)
一般的に悪玉菌と呼ばれる群
Clostridium
減少率26%
(35.6%→28.0%)


articleicon調査2:便のにおいの変化

便のにおいの変化


・調査方法: 試験期間中(4週間)、「おなかチェック表」に毎日記入し、排便等に関する変化を調査。
 
・調査結果: 便のにおいが気にならなくなる傾向が見られた。便の「におい」は、腸内の菌叢バランスにも影響されると考えられます。強烈な臭いの原因の一つとして、たんぱく質が腸内の悪玉菌により分解されてできる「腐敗産物」の成分に起因しています。


【調査:1】で、試飲前と比較して悪玉菌の減少が見られ、【調査:2】において「便のにおいが気にならなくなった」という回答が増加していることからみても、腸内細菌叢と便のにおいの関係がうかがわれます。


articleicon調査3:便の形状・すっきり感への影響

便の形状・すっきり感への影響




・調査方法:試験期間中(4週間)、「おなかチェック表」に毎日記入し、排便等に関する変化を調査。
 
・調査結果:乳酸菌生産物質カプセルの飲用後、便の形がバナナ状へ移行し「すっきり感」が上昇するという傾向が見られた。


一般的に「バナナ状」の便は、食べた物の消化・吸収・排泄の仕組みが乱れることなく順調だったことを証明している便と考えられます。また、いきまずに直腸からするりと出てきた結果、「すっきり感」が上昇するという結果が現れたと思われます。


articleicon考察

・腸内細菌のうち、善玉菌と呼ばれる群(Bifidobacterium、Lactobacillales)が増加し、悪玉菌と呼ばれる群(Clostridium)が減少する傾向が見られた。
 
・便の形がバナナ状に近寄る傾向が見られた。
 
・便のにおい、おならのにおいは気にならなくなる傾向が見られた。
 
・排便後のすっきり感が増加する傾向が見られた。


以上のように、乳酸菌生産物質カプセルは、腸内細菌叢バランスの改善、便の形、便のにおい、おならのにおい、すっきり感等の改善に有効であるとの結果が得られました。したがって、乳酸菌生産物質カプセルは、腸内環境の改善に役立つのではないかと考えられます。

 

 資料中のデータは最終製品の効果を表すものではありません。

乳酸菌生産物質発酵エキスの試飲試験

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