同定された16種類の健康素材

同定

同定とは?


生物や微生物の個体の種名を明らかにする作業で、細菌であれば同定の結果、菌種が判明し、同時に菌の性状が解明され、菌株として確定します。


細菌を例にすると、その菌の形、生育温度やpH、物質の代謝能力、DNAのGC含有率など、36項目以上の菌の性状について調べられます。そして個別の菌株が判定されるのです。


なお、株名は同定を依頼した企業等が任意に付けることができます。


articleiconなぜ同定が必要なのか?


こうした同定の情報は、各研究分野で活用されますが、同定が不正確であった場合、その研究自体の信頼性が失墜してしまうほど生物研究における同定作業は重要項目です。


細菌が同定されると、菌の株名が確定され、菌の性状も明らかになります。これは人に置き換えてみれば、住所や家族構成はもちろん、肉体的な特質や能力、精神状態、他人との協調性等々あらゆる個人情報が判明するのと同じことです。


人間個人の属性を社会的に認知・特定できるものとして、個人事項証明となる戸籍謄本があるように、菌の場合も同定されていなければ、菌としての存在証明が得られません。



(一財)日本食品分析センター
弊社では乳酸菌生産物質の製造に用いる元菌として、乳酸菌・ビフィズス菌を共棲培養にて継代を行ってまいりました。


そして、2003年2月~2005年4月にかけて、一般財団法人日本食品分析センター多摩研究所において、これらの菌を改めて同定し、35株の菌株から成る16種の菌種による編成であることを明らかにしております。



実際の分析試験結果
以後、弊社では乳酸菌生産物質の元菌の編成を、「16種35株」と表記しております。


この同定の分析試験結果は、35の菌株ごとに各種データが揃った形で、フリーズドライ処理された菌とともに、弊社内で保管されています。


Sixteens®複合乳酸菌


articleicon同定と共棲培養


同定された菌がどのようにチーム編成をしているか、下図に分かりやすく示してみました。


16種35株の乳酸菌の組み合わせの内訳(イメージ)


※A・B・C・Dは、それぞれ共棲しているチーム(計25チームにて編成)
※E・F・G・Hは、共棲しているチームを生産に応じて混合したもの


上の図の「A・B・C・D……」のように、菌株が共棲状態となっているチームは、計25チームにて構成されています。さらに、チームとチームは相性の良いチーム「E・F・G・H……」に編成します。


さらに、各チームを構成している菌株の内訳を細かく見ていくと、Aチームの6c株がDチームの中にもいることがわかります。また、菌種は同じ“4”であっても、Cチームの4a株は、Dチームの中では4cとして組み込まれています。


このように最終単位はあくまでも菌株なのですが、弊社の複合乳酸菌は、この合計35株による集大成となっています。したがって前提として、35の菌株の性状を同定により明らかにすることが、不可欠であることは言うまでもありません。


共棲培養とは?

ページトップへ