2020.01.28

身近雑記

第107回 80歳からのプロダクティブエイジング

プロダクティブエイジングとは一般的に、高齢者の8割以上を占めている元気な方々が、地域社会や家庭生活の中で積極的に活躍しながら、社会貢献活動にも目を向けることを提唱する考え方のことです。

であれば、この活動をするには各々が健康であることが最低条件となってまいります。

高齢者の健康に関しては、アンチエイジングという言葉もあり、それぞれ抗老化・抗加齢を行い、健康を維持すべく若さを保ち、老化という時計の針を遅らせることを目標としているわけです。

プロダクティブエイジングは、そのアンチエイジングをまずクリアし、加齢に順応し健康を創造していく、という意味合いで、より現実的で現代に相応しいと思います。

私も今年で80歳となりますので、そのプロダクティブエイジングの方向に舵を切ってまいりたく考えております。

 

私の場合、長年に渡り、乳酸菌生産物質漬けで過ごしてまいりました。

ですから、腸内環境には人一倍自身を持っており、体調は申し分ありませんし、周りのみなさんから「若い、若い、全然変わらない」と言っていただくことも多いとあって、自分こそ乳酸菌生産物質のエビデンスの塊であると、自画自賛している毎日です。

ところが長年、車通勤で楽をしているツケが回ってきたのか、70代後半から足腰に運動不足の兆しが出てまいりました。

10年以上ずっと毎朝30分、エアロバイクに乗る運動を欠かしたことはなかったのですが、それでも冬の寒い日などに、足腰の痛みを感じるようになりました。

そんな折、2年くらい前でしょうか、長女(弊社専務)から、NHK Eテレのテレビ体操を勧められ、まさに子供の頃に勤しんだラジオ体操以来、毎朝の体操が日課に加わりました。

とにかく真面目にやることを心に決め、テレビ画面の女性達の動きにも忠実に従って実行することにしたのです。

 

すると体操を続けて1年目を過ぎた頃から、身体の平衡感覚が正常な状態へと変化しました。

私の歳になりますと、無意識な歩行というのは不可能で、まっすぐ歩くのだ!という自覚が必要なのです。

また、その自覚を以てしても、若い人のような歩行は出来ません。

ところが気付くと、無意識にスタスタと歩行しているではありませんか! 歩行感覚が復活してきたようなのです。

夜中にトイレに行くときも、フラフラしなくなりました。

また、今年の冬は暖冬ではありますが、足腰の痛みについてはまったく感じることがありません。

首や肩の動きも軽快になりました。

もともとドライブが好きなもので、4時間くらい運転することもあるのですが、連続運転を終え車を降りたときも、足腰の違和感が無くなりました。

まるで、10年ほど昔にタイムスリップしたような感覚です。

まさに「たかがテレビ体操、されどテレビ体操」であり、この効果は私の歳だから得られるのか、とも思いますが、カギは、毎日の励行と、テレビ画面やナレーションに忠実な体の動きにあるといえます。

けっしてダラダラとやらないことが肝要です。

 

最後に、本欄第95回とやや重複いたしますが、プロダクティブエイジングのための、私なりの食生活についても触れておきたいと思います。

朝は、乳酸菌生産物質を400mlの豆乳(スーパーで市販しているもの)に溶かしたものを飲み、続けて300mlの野菜ジュースを飲むだけです。

お昼は、社員のみなさんとともに、持参したお弁当をいただきますが、おかずは前日の夕食の残りで、ご飯はおにぎり1個半ほど、このときも市販の豆乳200mlを、お茶代わりに飲みます。

夕食は、ご飯を茶碗8分目を軽めにいただき、おかずは一般家庭と変わりませんが高たんぱく、低脂肪、減塩傾向に心掛けており、サラダを必ず食べることにしております。

1日の摂取カロリーは、1,600kcal以下であろうと思います。

今日は疲れたなと思ったときは、寝る前に少量の乳酸菌生産物質をいただきます。

つまり、こうした毎日の積み重ねによって、アンチエイジングから私流儀のプロダクティブエイジングへと移行したいと考えている次第です。

これからも加齢をものともせず、健康な歳を開発していく、乳酸菌生産物質との「みちづれ人生」を送っていきたいと思っております。


光英科学研究所 村田公英 会長ブログ【私考欄】は絶賛更新中です。社長時代のブログは、『「乳酸菌生産物質」に賭けた人生1・2(村田公英の社長ブログ『私考欄』より)』に書籍化されておりますので、本サイト掲載以外の回は書籍にてお楽しみください。

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