2021.06.07

身近雑記

第126回 コロナ禍のおうちレシピは”まごわやさしい”

新型コロナワクチンの接種が始まりました。

高齢者の方々はすでに第1回目の接種が済んでいる人もいらっしゃると思います。

国民の50%以上が接種している英国では、死者数が激減している報道をみるにつけ、やはり切り札はワクチンだったと実感しております。

とはいえ、日本でコロナ禍が収束するまでにはまだまだ日数がかかるようです。

 

当然のことながら、自粛生活が続くことになりますが、これを機会に「まごわやさしい」食材を家庭内食事レシピに取り入れてみてはいかがでしょうか。

感染予防をしながら生活習慣を見直す、一石二鳥となります。

 

栄養バランスの良い食事は腸の健康の基礎となります。

体に必要な栄養をまんべんなく摂取できる、日本の昔からの食事のキーワードが「まごわやさしい」です。

毎日の食事のレシピを考えるとき、そして家族の健康の合言葉として、食卓に組み入れることをお勧めします。

 

 

 大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、食物繊維が豊富。

 ゴマ、ナッツ、クルミ、アーモンドのこと。不飽和脂肪酸やビタミンEが豊富。

 わかめ、コンブ、のりなどのこと。カルシウム、食物繊維が豊富。

 野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンC、食物繊維が豊富。

 魚のこと。タンパク質、オメガ3脂肪酸が豊富。

 しいたけ、しめじなどのきのこ類のこと。食物繊維が豊富。

 じゃがいも、さつまいもなどいも類のこと。食物繊維、炭水化物が豊富。

 

これらの食材は世界でも健康に良いと認められた和食に使われているもので、腸活に役立つ発酵性食物繊維も多く含んでいることが解ります。

 

食生活のあり方について考えるときに参考になるのが、1977年に米国で公刊された「アメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会報告書」通称「マクガバンレポート」です。

この中で生活習慣病は肉食中心の誤った食生活がもたらした「食源病」であり、薬では治らないと指摘されています。

これをきっかけに肉食中心の食生活が国策として見直され、高騰した医療費の大幅削減ができたのです。

そのマクガバンレポートの中で世界の「理想食」として挙げられたのが昔の日本の和食でした。

昔から常食とされていた和食が世界的な長寿国 日本となる根幹となっていると私は思います。

 

「まごわやさしい」は家庭料理のレシピに取り入れやすく、ご飯によく合うものばかりですので、心にやさしい食卓となり、自粛生活の癒しにもなることでしょう。

どうぞお試しください。

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