2022.11.15

身近雑記

第145回 「腸内細菌学会」学術誌(2022年10月号)へ論文掲載

弊社はこの度、2年前から実施しておりましたヒト試験において、「乳酸菌生産物質」を摂取することにより腸内細菌叢が変化し、腸内環境を正常にコントロールすることにつながる可能性が示唆されたことから、研究結果を公益財団法人腸内細菌学会の学術誌に査読付き論文として掲載致しました。

 

腸内細菌学界の大御所であられた東京大学名誉教授(故)光岡知足先生のご存命中から、私はこの試験を実行するよう先生から常々勧められておりました。

このように査読付き論文として発表できたことを、大変喜ばしく思っております。

 

さて、私は乳酸菌生産物質の研究を長年に渡り続けてまいりましたが、この試験の結果から乳酸菌生産物質の機能性について、さらなる確信を持つことができました。

 


今回のヒト試験により、乳酸菌生産物質の摂取によって腸内フローラの善玉菌が有意に高い値を示し、悪玉菌が統計学的に有意に減少している結果が得られました。

 

このように、乳酸菌生産物質が善玉菌と悪玉菌のバランスを整えて腸内フローラをコントロールし、腸内環境の正常化に寄与していることが、ヒト試験において示唆されたことは大変重要なことと考えております。

つまり、乳酸菌生産物質の多種多様な機能性を持った成分が、体内の機能を正常な状態に維持することに貢献しているという事です。

 

今回の研究結果は、乳酸菌・ビフィズス菌の代謝物の大きな可能性についても、示唆する結果となりました。

まさに、光岡知足先生の提唱されたバイオジェニクス論が実証された結果になったと思います。

 

今後はさらに、乳酸菌生産物質の多種多様な機能性を持った成分が、腸内フローラの正常化のみならず、腸内フローラを介さずとも身体に直接作用するメカニズムについて研究を続けていく所存です。

 

第131回の会長ブログにて、「二刀流」のお話をいたしましたが、昨年のアメリカプロ野球界のMVP選手として、二刀流の大谷翔平選手が選ばれましたが、健康食品界のMVPは「乳酸菌生産物質」と思っております。

 

最近は乳酸菌がつくり出した単一成分を原料としたサプリメントが上市されていますが、まるごと総合的に健康に寄与する機能を有するのは乳酸菌生産物質をおいて他にはないと、自負しております。

 

今回の成果を論文としてご報告できましたのも、愛用者の皆様のおかげと深く感謝している次第でございます。

 

世界の人々の健康増進に貢献するため、これからも「乳酸菌生産物質」をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 




近年は健康食品市場だけでなく、一般的にも「健康には乳酸菌」という概念が定着しつつあります。

しかし、人の健康に役立つのは乳酸菌そのものだけではなく、その代謝物である「乳酸菌生産物質」がより重要です。

この本には、16種35株のビフィズス菌を含む乳酸菌の共棲培養技術のノウハウや、「乳酸菌生産物質」の商品化の知識など、私の視点から見た「乳酸菌生産物質」に関する情報が余すところなく盛り込まれております。

ぜひ第1巻に続き、第2巻もお手元で開いていただければ幸いです。

 

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