2022.05.31
身近雑記
第139回 大量情報時代における、乳酸菌生産物質の真実について
先日、乳酸菌生産物質を主原料とした健康食品に対する口コミを拝見していたところ、「この商品の成分は乳酸菌分解成分とのことですが、人それぞれ、体の中でその人に合う形で自然に出来るものなのであれば、普通にヨーグルトや乳酸菌飲料を食べていたほうがよいのではないか?」という内容の記述があり、乳酸菌生産物質の研究者として正しい内容をご説明する責任を感じまして、このブログで陳べることにいたします。
まず、一つの誤解としまして、「乳酸菌分解成分」と口コミでおっしゃっていますが、乳酸菌生産物質は乳酸菌を分解したものではありません。
乳酸菌生産物質は、乳酸菌が分裂して増殖するためにつくり出している貴重な代謝物質の事なのです。
そして私達の腸内細菌の善玉菌が毎日つくり出している物質が、人の健康を守るための物質である事が最近になって科学的に証明されて来ています。
その腸内善玉菌が行っている作用を、体の外の工場にて人工的につくる技術を開発し、完成したものが乳酸菌生産物質です。
光英科学研究所の乳酸菌生産物質は、腸内で人の健康のための代謝物をつくる善玉菌たちの代わりに、16種35株の乳酸菌・ビフィズス菌に編成したものを共棲培養にてチームにまとめ(私は、このチームになった菌群のことを「チームKOEI」と呼んでいます)、無農薬で栽培された大豆培地で長時間発酵して作られています。
重ねて申しますが乳酸菌を分解したものではありません。
乳酸菌でもありません。乳酸菌がつくり出した、代謝物質です。
人が生まれた時から体内に定着して共棲状態にある腸内フローラは、その人の生活習慣や生活環境により左右されたり、病気により異状になったり、高齢化により劣化したりしますので、一生に渡り正常な状態を維持できるとは限りません。
正常に作用していない腸内フローラは潤沢に人の健康を守る代謝物質をつくり出せないと推定されます。
従って、乳酸菌等を使った「腸活」を実行しても、中々正常に戻すことは困難であると私は思います。
これを解決出来るのが、バイオジェニックスの代表格である乳酸菌生産物質であるという事になります。
ヨーグルトや乳酸菌飲料を召し上がっていても、あまり手ごたえがないとお感じになっている皆様にぜひご活用いただきたいと思います。
世の中は大量情報時代になり、インターネットやSNSの普及によって、現代人の一日に触れる情報量は平安時代の一生分、江戸時代の一年分に相当するといわれております。
口コミ等の発信によって、正しい情報が伝達できているか否か、課題を投じるきっかけになることもあると感じます。
そして私自身、知っている事と理解している事を分けて考え、正しい情報を発信し続けていかなければならないと思慮する今日この頃です。
近年は健康食品市場だけでなく、一般的にも「健康には乳酸菌」という概念が定着しつつあります。
しかし、人の健康に役立つのは乳酸菌そのものだけではなく、その代謝物である「乳酸菌生産物質」がより重要です。
この本には、16種35株のビフィズス菌を含む乳酸菌の共棲培養技術のノウハウや、「乳酸菌生産物質」の商品化の知識など、私の視点から見た「乳酸菌生産物質」に関する情報が余すところなく盛り込まれております。
ぜひ第1巻に続き、第2巻もお手元で開いていただければ幸いです。
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