2022.01.14

身近雑記

第133回 乳酸菌生産物質の魅力

「梅一輪 一輪ほどの あたたかさ」

今年の年始のご挨拶は、この服部嵐雪の句にて賀状をしたためました。

この寒さの中で、庭先の鉢植えの梅の老木も小さな赤い蕾をつけています。

8歳の幼少期から今まで73年に渡りお世話になっている乳酸菌生産物質について、思いを巡らしてみました。

 

ヨーグルトという商品から乳酸菌が世の中に広まって、乳酸菌は腸に良い体にいいと皆様に親しまれて来ましたが、私の場合、63年前に当社の前身である研究所(株式会社義報社)に入所した時から、乳酸菌を応用した健康に良い製品を開発するという仕事に従事しました。

乳酸菌生産物質を生み出した正垣一義所長の方針により、乳酸菌そのものについての研究ではなく、共棲培養された乳酸菌のチームと向き合う研究でした。

 

正垣所長は、我が国はじめてのヨーグルト開発から始まった長い年月の研究の成果として、「生きた乳酸菌」に対する価値ではなく、多くの菌が安定したチームを形成して、いかにして多種類の分泌物を得られるかに集中したのです。

当時としては最先端技術であった慶應義塾大学のペニシリンで有名な梅澤博士による、ペーパークロマトグラフの試験も行われました。

 

その後、乳酸菌を使った多くの健康食品が世の中に出現しましたが、いつも自分が研究して、毎日飲んでいる乳酸菌生産物質に優るものはないという自信が持てるのも、研究所時代の所長の教育のおかげと思っております。

 

光英科学研究所に事業を継承してからも、長年に渡り多くの愛用者の方々に喜んで頂けるよう、常に製品の進化に注力しておりますが、これも先代の所長の世界の人々の健康増進に貢献するという精神に基づくものと自覚している毎日でございます。

 

今年も、光英科学研究所の乳酸菌生産物質をよろしくお願い申し上げます。

 

 




近年は健康食品市場だけでなく、一般的にも「健康には乳酸菌」という概念が定着しつつあります。

しかし、人の健康に役立つのは乳酸菌そのものだけではなく、その代謝物である「乳酸菌生産物質」がより重要です。

この本には、16種35株のビフィズス菌を含む乳酸菌の共棲培養技術のノウハウや、「乳酸菌生産物質」の商品化の知識など、私の視点から見た「乳酸菌生産物質」に関する情報が余すところなく盛り込まれております。

ぜひ第1巻に続き、第2巻もお手元で開いていただければ幸いです。

 

日本シニアリビング新聞社はこちらから

amazonはこちらから


戻る

ページトップへ