2022.07.19
身近雑記
第141回 次世代の菌活・腸活を主導する乳酸菌生産物質
この数年において、”不老長寿の要”として認知されたのが「腸内環境」です。
そして、腸を健全に保ち健康を増進するための菌活や腸活が、日々多数のメディアにてクローズアップされています。
しかし、菌活や腸活の具体的な方法として、ヨーグルト、乳酸菌サプリメント、食物繊維の食事法など数ある中から、はたして何が最も”効き目”があるか…選ぶのに迷っている方が多いのが現状だと思います。
直近の事例としては、大手乳酸菌飲料会社による機能性表示食品の商品が大ブレイクして、今や、スーパーに行ってもその商品が品切れになってしまっているようです。
これは、テレビCMやインターネットなどの宣伝効果もさることながら、「機能性表示食品制度」により、どのような効果があるのか商品にハッキリと表示がなされているので、消費者へ明確なインパクトを与えることができる、ということが影響していると私は判断しています。
しかし最近、あまりにも「乳酸菌は体にいい」は常套句となりすぎているように感じます。
その機能性についてよく理解しないまま、「体にいい」という口コミや宣伝文句だけを見て、消費者が必死になってその商品購入に走るという、想定外の過剰反応が起こっているように思えてなりません。
事実、乳酸菌は菌活、腸活の定番となっているものの、反面、乳酸菌そのものを摂取するだけでは「手ごたえがない、体感が得られない」という声について応えきれていないのではないか、と思うのは私だけでしょうか。
そして、乳酸菌生産物質を長年にわたり研究してきた立場としては、今ブームにのり話題となっている整腸法の中には、首をかしげざるを得ないものがいくつもありますし、すでに定番となっている方法も、人々に過大な期待を抱かせているものが少なくないのでは、と思っております。
光英科学研究所は「乳酸菌生産物質で世界人類の健康増進に貢献する」を理念に、長年にわたりコツコツと、乳酸菌代謝物の有用性について多くの皆様にお伝えしてまいりました。
そして近年になり食品市場も、菌活・腸活のために、乳酸菌の代謝物である乳酸菌生産物質を直接利用する新しいステージに移行しつつあることを感じます。
やっと、乳酸菌生産物質が世界の人々の健康増進に貢献できる時代がやってきたと感じております。
これからも皆様の期待に応えることができるよう、努力を進めて参りたいと思います。
近年は健康食品市場だけでなく、一般的にも「健康には乳酸菌」という概念が定着しつつあります。
しかし、人の健康に役立つのは乳酸菌そのものだけではなく、その代謝物である「乳酸菌生産物質」がより重要です。
この本には、16種35株のビフィズス菌を含む乳酸菌の共棲培養技術のノウハウや、「乳酸菌生産物質」の商品化の知識など、私の視点から見た「乳酸菌生産物質」に関する情報が余すところなく盛り込まれております。
ぜひ第1巻に続き、第2巻もお手元で開いていただければ幸いです。
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