2022.04.13

身近雑記

第137回 令和版「乳酸菌生産物質」のご説明

先日、初めてお会いした方に「乳酸菌の仕事をしています」と申し上げたところ、その方から「家族に『健康に良いから』と、冷蔵庫に買い溜めしているヨーグルトを毎日飲むように言われているのですが、それって本当に健康にいいのですか?」と質問をされた事がありました。

 

そもそも乳酸菌と乳酸菌生産物質は別のものなのですが、最近は「菌活」や「腸活」と言われる健康ブームもあり、乳酸菌に関連した情報について、さまざまな疑問を持つ方も多いようです。

乳酸菌生産物質をご愛用の皆様におかれましても、周囲の方々から、同様のご質問を受けることがあるのではないでしょうか。

そこで令和版「乳酸菌生産物質」のご説明と題して、あらためて、分かり易く乳酸菌生産物質の良さをご理解いただくためのご説明の内容について、整理してみました。

 

①そもそも乳酸菌は単細胞の微生物で、エサとなる栄養分をあげますと、細胞分裂を繰り返して増えていきます。
このはたらきを発酵と言い、乳酸菌をはじめとする微生物は、発酵をする過程でさまざまな物質をつくり出しています。この物質のことを代謝物とも言います。
この代謝物が、私達の健康に寄与するのです。

②私達の腸内には多種多様な腸内細菌が棲んでおり、その中でも善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌)が発酵してつくり出す代謝物が、人間の健康を支えています。
しかし腸内でつくり出す代謝物の量は限られており、健康にさらに寄与するためには多量の代謝物が必要になってきます。
そこでなるべく多くの代謝物を健康食品やサプリメントの形で直接体内に摂り入れようという考えから、「乳酸菌生産物質」が開発されました。

 

③なお、多くの代謝物をつくるためには、多くの乳酸菌を発酵させればいいのではと思いますが、なかなかそう簡単にはいきません。
菌同士が互いに助け合って発酵して多くの代謝物をつくることができるように、相性の良い多種類の乳酸菌を集めて長時間の発酵を行う必要があります。
乳酸菌の世界も私達人間社会と同じく仲の良い菌と悪い菌がいます。仲の悪い菌を組み合わせますと、足の引っ張り合いをして強い菌ひとつになってしまいます。
ですから相性がよく、仲の良い菌をグループで集める必要があるのですが、その技術開発には、およそ100年の月日が必要でした。
正垣角太郎氏、正垣一義氏の研究を受け継いだ私・光英科学研究所の村田公英は、その後、乳酸菌とビフィズス菌による16種類35菌株のベストチームを完成させ、乳酸菌生産物質の大量生産が実現しました。
当社・光英科学研究所の工場は、健康食品GMPの原料・製品においてダブルで認証をいただいていおります。

 

以上、①②③ステップで、乳酸菌生産物質のご説明をしていただくと良いのではと、私は考えております。

 

現在「菌活」や「腸活」として生きた乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維やオリゴ糖を摂る食生活が推奨されていますが、この令和の時代の「菌活」「腸活」は、乳酸菌の代謝物にスポットライトがあてられるものと推察します。

 

実際のところ学術界でも、乳酸菌代謝物の機能性が次々と解明され、発表されております。

令和の時代となり「乳酸菌生産物質」のマーケットが大きく動いてきたと感じています。

 

これまでの「菌活」「腸活」に手ごたえを感じられなかった皆様も、ぜひ乳酸菌生産物質をご活用いただければ幸いです。

 

乳酸菌生産物質が、多くの方々の健康に貢献する「うねり」を感じている、今日この頃でございます。

 

 




近年は健康食品市場だけでなく、一般的にも「健康には乳酸菌」という概念が定着しつつあります。

しかし、人の健康に役立つのは乳酸菌そのものだけではなく、その代謝物である「乳酸菌生産物質」がより重要です。

この本には、16種35株のビフィズス菌を含む乳酸菌の共棲培養技術のノウハウや、「乳酸菌生産物質」の商品化の知識など、私の視点から見た「乳酸菌生産物質」に関する情報が余すところなく盛り込まれております。

ぜひ第1巻に続き、第2巻もお手元で開いていただければ幸いです。

 

日本シニアリビング新聞社はこちらから

amazonはこちらから


戻る

ページトップへ