2024.05.29
身近雑記
第163回 乳酸菌16種35株「チームKOEI」が醸し出す乳酸菌生産物質
季節の変わり目ですが、皆様、乳酸菌生産物質で健やかにお過ごしでしょうか。
おかげさまで、このブログも163回を迎えることができました。
このように長く連載ができますのも「いつもブログを楽しみにしています」という皆様からの激励のお声のおかげと、日々感謝しております。
さて、自身でこれまでのブログを改めて読み返してみたところ、今から7年前の6月21日の第64回ブログにて「共棲培養というすぐれもの」という回がございました。
今回は改めて共棲培養の大切さと、共棲培養を担っている16種類35株の乳酸菌「チームKOEI」についてお話をしたいと思います。
遡りますと、日本では98年前に初めて正垣角太郎氏が乳酸菌飲料「エリー」の製造販売をしていますが、この時にも、すでに4種類の乳酸菌を使っていたそうです。
その11年後に8種類の乳酸菌を使った「ソキンL」が販売され、当時の陸軍の指定薬品となりました。
そしてその7年後に大谷光瑞農芸化学研究所にて、16種の乳酸菌を使って菌の代謝物をつくり出す開発に成功したのが、角太郎氏の子息、正垣一義氏でした。
そして正垣一義氏の研究を受け継いだ当社は、複合乳酸菌の組み合わせの技術開発を続行して参りました。
長年の研究開発を経て、組み合わせた複合乳酸菌を日本食品分析センターにて改めて同定して、チームとなっている菌が16種の乳酸菌・ビフィズス菌で、35株から成立していることを確認しました。
これが16種35株の「チームKOEI」が誕生したいきさつであります。
近年は、私たちのお腹の中にいる腸内細菌が、多種類の菌の集合体によって健康に寄与する代謝物をつくり出していることが常識になって参りました。
人相、手相と同じように、今は、腸相という言葉もあるようです。
生まれた時から腸に住み着いた菌が、一生に渡りそのバランスを保持した集合体を編成していることは学術的にも判明しています。それらが共棲状態であるからこそ、一生に渡る腸内細菌の集合体が成立していると常々私は考えており、「自然の摂理」であると思います。
そして何度も申し上げますが、腸内の菌は一つの菌で構成されているわけではありません。 腸内には多種多様の菌が棲んでいて、それら複合菌により代謝された物質が私たちの健康を司っているのです。
当社の乳酸菌生産物質は、腸内の複合菌から代謝される物質を得るために、腸内と似た環境にした体外の工場にて、複合菌「チームKOEI」を共棲培養してつくり出したものです。 各種試験を行い、健康に寄与するエビデンスデータを確認しております。
さて話は変わりますが、毎日のようにニュースで、野球の大谷選手の活躍が報道されています。
野球も「個」ではなく「複合」のプレーですから、私はいつも大谷選手を見るたびに、当社の乳酸菌「チームKOEI」を思い浮かべてしまいます。
今後とも大谷選手の活躍同様に、「チームKOEI」が醸し出す「皆様を健康にする働き」にもご注目いただければ幸いです。
近年は健康食品市場だけでなく、一般的にも「健康には乳酸菌」という概念が定着しつつあります。
しかし、人の健康に役立つのは乳酸菌そのものだけではなく、その代謝物である「乳酸菌生産物質」がより重要です。
この本には、16種35株のビフィズス菌を含む乳酸菌の共棲培養技術のノウハウや、「乳酸菌生産物質」の商品化の知識など、私の視点から見た「乳酸菌生産物質」に関する情報が余すところなく盛り込まれております。
ぜひ第1巻に続き、第2巻もお手元で開いていただければ幸いです。
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